COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

アメリカン・ナイトメア


GYAOの映画チャンネルでやっていたので、ついつい観てしまいました。映画ではなくドキュメンタリーですね。ひところ流行った海外製のホラー映画を当時の製作者達が振り返って色々語るという内容。ジョージ・A・ロメロ、トビー・フーパートム・サビーニジョン・カーペンターデビッド・クローネンバーグとこのあたりの人物名に反応してしまう人は必見でしょう。相変わらずシブイところを突いてきますねGYAOは・・


懐かしいなぁと思いながら観ていたのですが、ちょっと思ったのが、彼らの語る言葉を聞いていると、どうも当時は単なるショッキングな映像を撮りたかったからあんな映画を製作していたわけではないようなんですね。
例えば、ベトナム戦争が終わった頃に製作された「ゾンビ」では、反戦の思いを比喩的に映像化していたり。他にも黒人差別や性病の蔓延などを扱っていたりと、当時は映画というメディアでおおっぴらに扱うことができなかったネタを、ホラーというジャンルの力を借りて表現していたようですね。


日本では宮崎勤の事件以降、この手の映画は常に問題視され迫害を受けてきましたが、そういった視点から現在観てみるとまた違った見方ができるんじゃないかと思い興味深く感じました。