COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

テレビ会議

仕事で会議を行う時は、いつも職場の隅の方にあるテーブルで簡単に済ませることが多いのですが、今日は遠方の顧客との打ち合わせということで、テレビ会議なるものをやってきました。
まぁいわゆるテレビ電話みたいなものを使用してやりとりするだけなのですが、こういうのって子供の頃から憧れていたよなぁとちょいと感激いたしました。よく考えてみれば、今はネット上のチャットなどでビデオ機能が使用できるので特に珍しくもなんともないのですが、日本人ってあんまり自分の顔をデータとして配信するようなことを好まない民族なので、実際に使っているというのを聞いたことは一度もないですね。


で、実際にテレビ会議システムを使ってみた印象ですが、解像度が低いせいなのか、相手の顔が暗くてよく見えなかったです。音声も時々割れたりとかして聞き取りにくいし、なんとなくリングの呪いのビデオを見ながら貞子に向かって喋っているような気分でしたよ。怖い怖い。
で、お互い意見が割れた時なんかは、テレビの向こう側の人達がマイクの音声のみ切断して、こそこそと内輪で相談しだしたりとか、そういうのをみているとあんまりいい気分はしませんでした。
だんだんと、実体のないつかみどころのない相手と会話しているような気になってきましたね。まだ、電話の前で身振り手振りしながらもどかしく話し合っている方がラクだなと思いました。


音声と動画を使って遠方の相手と会議できる先進的なシステムがあっても、実際に使ってみた感想はこんなものです。
こちら側と向こう側で、距離感を感じさせずにやり取りできるような仕組み・インターフェースを作ることって、ほんとうに難しいんだなと実感させられました。