COBOL技術者の憂鬱

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音楽の価値

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ここ4〜5年で、音楽CDが全く売れなくなったと言われてますが、こんなふうに数字で見せられるとあらためてそのことに気づかされますね。
この数字の意味するところと、なぜこんなことになってしまったのかという点について自分なりに色々と考えてみたのですが、結局次のようなところに落ち着くように思います。

  • 人々が音楽以外のジャンルに娯楽を求めるようになっている。
  • 単純に日本の人口が減ってきている。
  • ファイル共有ソフトの問題。
  • ダウンロード販売へシフトしている。
  • 日本の音楽シーンのレベルが全体的に低下している。


他にも色々と出てくるでしょうが、とどのつまりは音楽の価値が、昔と比べてかなり低下してしまったことが原因で、音楽が売れなくなってしまったのではないかと考えています。


昔だったら、好きなアーティストのアルバムがリリースされる日には必ず店頭で購入していましたし、一度買ったらそれこそCDが磨り減るのではないかと思うほど毎日大切に聴いていたのですが、今は通販で購入した後に一度PCとiPodに取り込んだらあとはBGMがわりにしばらく使っておしまいというような感じです。
音楽を、コンパクトディスクという「モノ」ではなく、目に見えない「情報」として扱うようになってしまったということと、大量の楽曲を一度に扱えるようになったことで相対的に一曲一曲の価値が下がってしまったということが本当の原因のような気がするのです。

こういった状況に慣らされてしまっている今の若い人達から、どのような音楽が産まれてくるのかは興味深いところですが、もしかしたらこのまま衰退へ向かいつつあるのかもしれないですね。