COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

オンラインCPU

年末は、仕事の追い込み時期であると同時に、忘年会などの各種飲み会シーズンでもあるわけですが、普段よりも疲れている上にさらにアルコールが入るとちょっと信じられないような会話を同僚としていることがよくあります。

以下、以前にも登場したことのあるWEB2.0兄弟の会話です。グダグダですが。

兄貴「お前、いつまでこんな仕事やってるつもりなん?」
私「もうそろそろ引退するつもりしてますけど・・」
兄貴「なに、引退やて?引退してどうすんの?」
私「もう、いややなぁ・・WEBディレクター目指すに決まってるやないですかー!」
兄貴「なんやねんそれ、まぁええわ。あのな、俺な、こないだものすごいWEBサービス思いついてんけど、聞いてくれるか?」
私「なんすか・・」
兄貴「ネット上のユーザーから、PCで処理できるタスクを集めてきて、無料で処理してあげるサービスや。名づけて『オンラインCPU』。このサービスが普及すれば、現在PCと呼ばれている機器は、将来的には全てダム端末のようなものになるであろう。どや?すごいやろ?」


オンラインストレージというのは昔からよくあるんですが、オンラインCPUってなんなんでしょう?
それってもしかして・・レンタルサーバみたいなもんなんですかね?サーバー側のCPUリソースを使って何らかの処理をするっていう意味では、まぁそうですよね。兄貴の話はぶっとんでいて今ひとつよくわからなかったんですが、その話を聞いていて、大昔に初めてソフトウェアをネットからダウンロードして使用した時のことを思い出しました。
時代は流れて、当時ローカル環境で実行していたそれらソフトウェア類を、今度はどんどんオンライン上のWEBサービスで代替していこうという流れになってきていますよね。
それにあわせて、今後はハードウェア的な要素についてもどんどんオンライン上に乗っかっていくんではないでしょうか。ハードディスクはもとより、メモリやサウンドカード・グラフィックカードなんかもそうなっていき、やがてネットワーク帯域がボトルネックになってくるのです。
コンピュータの処理能力向上の歴史が、各パーツを繋いでいるバスの速度をいかに高速なものにするかの戦いだったことを考えると、それも当然の流れであると言えるでしょう。


「どうしてハードウェアはダウンロードできないんだろう?」と昔から真剣に残念に思っていた私にとっては、理想的な世の中ですね。