COBOL技術者の憂鬱

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Twitter周辺

最近、Twitter使ってて面白いなと思ったのは、朝起きた時と帰宅した時だけでも使っていると、そのうち「挨拶友達」ができるようになってくるということでしょうか。
現実世界において、そんなに親しくない間柄の人であっても、職場や学校の中で歩いていてすれ違う際に、軽く手を挙げて「よぅ!」ってな感じのコンタクトをとるだけの関係の人っていますよね、結構。
私は学生時代の頃であれば、そういう関係の人達のことを「挨拶友達」と名づけ、「他人以上友達未満」カテゴリに分類して、試験前などにはよく協力しあっていたものです。
そういったことをWeb上で手軽に実現できるようにしてくれるツールが、Twitterなのかなと最近思い始めています。


さてと、そんなこんなで最近大人気のTwitterですが、サービス自体よりも私が興味を惹かれたのは、その開発経緯ですね。以下の記事なんかを読んでいて、へぇーと思いました。


エヴァン・ウィリアムズ(Evan Williams)氏が、ノア・グラス(Noah Glass)氏とともに「Blogger.com」の次に着手したのが、Podcast配信サービスの「Odeo」だった。
このサービス自体はぱっとしなかったが、その間並行して「Odeo」の社内の実験的プロジェクトとして「Twitter」の開発が始まり、昨年の3月に公開された。


Odeoという本命のサービスを中心に開発を進めていく過程で、副産物としてのTwitterがブレイクしたんですかね。で、なぜそんなことが起こったのかについて開発チームの方が振り返っているのですが・・


Dave's Blog: Odeoの失敗がTwitterにどう生きているか

Odeoのサービスを作っていた連中は、Podcasterでもなく、多くのPodcastを聞くListenerでもなかった。
なので、ユーザニーズに対する直感に欠けた。逆に、Twitterはその反対で、WilliamsのTeam自身が使い、愛用している。


法人向け・個人向けを問わず、どんなサービスであっても、それを「自分自身が使いたい」と思うことができなければ、広く世間に受け入れられるサービスとして成立することは決してないということですね。
人間ってやつは、他人が使っているモノよりも、自分が愛用しているモノには最大限の努力をもってして改良を加え続けていこうとしますからね。
Googleの20%ルールなんかは、そういった人間の本能的な部分にうまく働きかけて成果を引き出していこうとする制度なのかもしれないと思います。