COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

91世代

少し前にねみんぐというWEBサービスが話題になっていましたが、内容もさることながら、開発された方が高校生三人組だという点でも非常に注目を集めていました。
今のこのタイミングで、まだ10代であるということが、私にとっては信じられないくらいうらやましく感じられます。
私が10代で、まだ学生だったころ、学校の教師が「おまえらこれからなんでもできるよなぁ…」とつぶやきながら感嘆の眼差しでこちらを見つめていたことを思い出しました。当時はその感覚があまりピンときていなかったのですが、ようやく理解できるようになったということでしょうか。


私が10代の頃でも、自分の作ったアプリケーションをソースコードという形で雑誌に公開して、読者とつながるといったコミュニティはありました。ただ、当時のこの世界には絶望的な閉塞感のようなものが漂っていて、私もその雰囲気のせいで、この世界からつかず離れずのような感じでここまできてしまったように思います。ここでいう閉塞感とは、雑誌という遅延の発生する一方通行なメディアであったり、互換性のないPC環境であったり、その他にも様々な原因から発生していました。
今はWEBというインターフェースがありますから、彼らのように気のあう仲間を見つけて共同作業し、出来上がったものを世に送り出すといったことが気軽に行えるようになっています。
そういう意味では、ものすごく恵まれた環境が初めから用意されているということなんでしょうね。
しかも彼らはまだ10代です。これからどんな方角へでも舵を取っていくことができるんですよね。


自分の好きなことに、適切なタイミングで出会えることって重要なことなんだと改めて気づかされました。
そんな幸運を手にしている彼らの今後の動向に、注目していきたいと思っています。