COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

故郷は遠きにありて思うもの

先日、大学時代の友人達と集まって飲む機会がありました。
大学時代は、体育会系のクラブ活動をやっていたので、当時の同期とは今でも割と濃い付き合いを続けています。
彼らとは卒業してからも、完全に連絡が途絶えるようなこともなく、年に一度くらいのタイミングで集まっては当時のノリで騒いだりといったことができているように思います。

ただ、卒業して10年以上経過しているので、やはり現役時のような濃いつながりを今後も維持し続けていくことができるのか不安に思うことが多くなりました。
そのような微妙な心の隙間を埋めていくために、既存のWebサービスを利用して何かできることはないかと考え、ここ2〜3年程の間、試みてきたことがあります。
試みといっても、誰もが思いつきそうなたわいもないことなのですが、mixiでコミュニティを立ち上げて皆に参加してもらったり、Lingrで専用のチャットルームを設けて自由に会話できるようにしたりといったことです。

mixiLingrも、最初の内は物珍しさも手伝って、皆に利用してもらえることが多かったのですが、時間が経過するにつれ参加者もまばらになり、今では全く使われなくなってしまいました。
誰かが定期的にネタフリをするなどして、コミュニティが活発化するような仕掛けを考えないといけなかったのですが、そういうことを考えること自体がだんだんと面倒になり、うまくできていなかったなと今になって思います。

そもそも、人の絆を維持することに、本当にWebの力が必要なのかなと思ったりもしています。
ネットごしに無理矢理距離を縮めたりしなくても、たまに会えたり話せたりできる方が、よい側面もあるのではないかと考えるようになりました。

故郷は遠きにありて思うもの、なんでしょうね、きっと。