COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

RetroHatebをリリースしました

RetroHateb

RetroHateb

◎使い方


はてブ界の三大人気カテゴリである「ゴシップ系」「主義主張系」「お役立ち系」から、それぞれ代表的な以下の3つのサイトを対象にして、過去記事を検索できるようにしています。


ゴシップ系・・・はてな匿名ダイアリー/痛いニュース/大手小町
主義主張系・・・404 Blog Not Found/池田信夫Blog/finalventの日記
お役立ち系・・・phpspot開発日誌/IDEA*IDEA/GIGAZINE


上記以外にも、YouTube動画や新聞記事や本なんかもあれば面白いかなと思い、対象サイトに含めています。


使い方は、「年」と「サイト」および「表示単位」を選択して検索ボタンを押すだけです。
指定した条件の中で、ブクマ数の多い順に検索結果が表示されます。
「2007年の増田のエントリを月単位に表示」といったことができます。


◎なぜ作ったのか


ここ三年ほど、毎日のようにはてブのホッテントリに目を通して、気になるサイトやエントリをチェックするという生活を続けてきたのですが、そのおかげで、ネット上で話題になっている出来事なら常にリアルアイムで把握していることができました。
私にとってのはてブとは、従来であれば新聞やテレビから得ていた情報や知識などを代替するような存在になっています。

それなりにヘビーユーザ的な使い方をこれまでしてきたわけですが、ある時ふと、ひとつの疑念がわいてきました。
それは、今までブックマークされることによって人々から注目されてきたサイトは、このまま人々の記憶から忘れ去られていく運命にあるのだろうか?という疑念です。

これは以前からずっと不思議に思っていたことなのですが、現在の一般的なブログやサーチエンジンなどは、過去の履歴に対する検索閲覧性が非常に低いような気がするのです。
同じようなことを感じている人は他にもたくさんいるはずなのに、いつまでたっても改善される様子がありません。
インターネットの歴史がまだまだ浅いせいもあるのでしょうが、そろそろそういう動きを初めていった方がよいのではないか…と、そんなことを考えていたのが昨年の秋頃のことです。


そうこうしている内に、はてブ年鑑というサービスがリリースされて、「先にやられた感」を味わっていたのですが、実際に使ってみると、自分の思い描いていたイメージとは少し異なっているような気がしました。
そして、なにか自分なりに工夫して納得のいくサービスを作ることができないかと考え始めるきっかけになりました。

要は、はてブのサイトからデータをぶっこぬいてきて、それを閲覧しやすいように加工して、過去履歴に対する検索性を高めたサービスを構築したかったわけですが、それってRetroTubeギーク図書館を作った時と基本的にやることはそれほど変わらないはずです。

ただ、これまで私の作ってきたサイトは、いずれもソースコードがとんでもなく汚い状態だったので、今回は始めからコードを他人に見られることを前提として書いていくことにしました。
サービスリリースと同時に、できるだけきれいな状態でソースコードも公開できることを目標にして作り始めたのが、今から一ヶ月前のことです。


ソースコードについて


今年に入ってから、このブログにおいて以下のエントリを書いてきました。


学び続けること - COBOL技術者の憂鬱
手続き型とオブジェクト指向の違いをFizzBuzzで理解する - COBOL技術者の憂鬱

自作フレームワークをgithubへ公開 - COBOL技術者の憂鬱


RetroHatebは、これらのエントリの延長線上で作られています。
ですので、開発にあたっては自作フレームワークを使用していますし、できあがったものはGithubで公開しています。


◎今後の予定


現時点で検索対象サイトが12個しかないので、順次増やしていこうと思っています。
検索対象のデータ自体は、年に一度、どこかのタイミングでバッチ処理を流して追加していく予定です。
機能的にはそれほど大きく変えたり追加したりといったことができる余地がないので、そのかわりに検索結果の見せ方を工夫していきたいなと思っています。


しばらくの間はあちこちいじっていると思いますが、それが落ち着いたら次のサービス開発に着手しようと考えています。
次回は、これまでのような「よそのサイトからデータをぶっこぬいてきてユーザに閲覧してもらう系」ではなく、「ユーザ管理しながらデータベース更新するお役立ち系」のサービスを考えています。