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COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

SheevaPlug再インストールガイド

先日ブックオフでパソコンがらみの書籍を物色している時に、「Windows再インストールガイド」という本が目にとまりました。
どうやらかなり以前に出版された本のようで、おそらくWindows95以前の時代のお話のようでした。
OSの再インストールをテーマにして本が一冊書ける時代があったんだなーと感慨深く思うと同時に、そういえばあの頃は「息をするように」ひたすら再インストールを繰り返していたなぁと、とても懐かしい気持ちになってしまいました。
最近、Linuxに触れる機会が増えたので、わけもわからずに色んなことを試してみて泥沼に陥ってしまう度に、まるで当時のWindowsに対してやっていたことをそのまま繰り返しているような気持ちになってきますね。



と、いうわけでSheevaPlugのOS再インストールガイドを公開しますw
SheevaPlugというのは、一昨年あたりに一部のスキモノ連中の間で流行っていた小型のLinuxサーバーのことで、家庭のコンセントに直挿しして使うことができるという、省スペース&省電力がウリの製品です。ちなみに、最近になってPogoPlugの国内バージョンが発売されたようですが、それの中に入っているのが実はSheevaPlugなのです。
こいつが、結構じゃじゃ馬で、購入してすぐにあちこち弄りまわしている内に、起動すらしなくなるといったことが頻繁に起こり、当時は国内に情報も少なかったので、途方に暮れてしまったものです。


そんな時に、SheevaPlugInstallerというものを発見し、USBメモリからOS(Ubuntuカーネル)のクリーンインストールができるということを知り、使ってみました。
今日は、その時の手順を整理して書いておこうと思います。
これを使ったクリーンインストールさえできるようになっておけば、運用している場面であちこち弄っている内に万が一起動しなくなったりしても、USBメモリさえあればサクっと初期状態に戻せるので、「わけのわからないものを相手にしている」というプレッシャーから開放されて、かなりラクになれますよね。
また、こいつを使うと、OSの再インストール前に、U-Bootというブートローダの更新も同時に行うことができます。
さらに、内蔵フラッシュメモリへのOSインストールだけではなく、外部のSDカードへのOSインストールにも対応しているので、めちゃくちゃ便利だと思います。



【必要なもの】

  • USBメモリ(私はUSBメモリが手元になかったので、USBカードリーダにSDカードを刺して代用したのですが、問題なく実行できました。ただ、SheevaPlug側の内蔵フラッシュ更新時のタイミングがシビアかもしれないので、ハードディスクとかはやめておいた方がよいと思います。)
  • 母艦となるマシン(ここではWindowsマシンを使います)
  • USBケーブル(付属のやつ)

【手順】
SheevaPlug本体の準備
SheevaPlugでは、Ubuntuが立ち上がる前に、U-Bootというブートローダが仕事をしているのですが、その設定画面に入っておく必要があります。

  1. WindowsマシンとSheevaPlugを付属のUSBケーブルで接続します。
  2. Ubuntuが既に立ち上がっている場合は、TeraTermなどでコンソールから「shutdown -r now」でリブートしましょう。
  3. 起動中に、「Hit any key to stop autoboot: 0」と表示されたら、Enterキーを押してU-Bootの設定画面に入り、そこで止めておきます。

USBメモリの準備
Windowsマシンを使って、USBメモリにSheevaPlugInstallerをコピーして、SheevaPlugに挿し込んでおきます。

  1. ここからSheevaPlugInstallerを落としてきます。
  2. 落としてきたものを展開し、そのままUSBメモリにコピーします。ここで、USBメモリ上のUbuntuカーネルを、好きなカーネルのバージョンと差し替えることもできるようです。U-Bootも然り。
  3. USBメモリ上のU-Boot環境設定ファイル(uboot\uboot-env\uboot-mmc-custom.txtとuboot-nand-custom.txt)をひらいて、「ethaddr hoge:hoge…」の箇所を探して、自分のSheevaPlugのMACアドレスに書き換えておきます。SheevaPlugのMACアドレスは本体の裏面に記載されています。
  4. USBメモリSheevaPlugのUSBポートに差し込みます。

○Windowsマシンの準備
LibUSBというものをインストールしておきます。U-Boot更新時にSheevaPlugとのやり取りに使っているみたいです。

  1. ここからlibusb-win32-devel-filter-1.2.2.0.exeを落としてきてインストールします。
  2. LibUSBの設定メニューを立ち上げて、SheevaPlugを選択します。
  3. TeraTermなどのアプリは、一旦落としておきます。(立ち上がっているとうまくいきません。)
  4. ファイアウォールも切っておいた方がよいかもしれません。

○再インストール開始
まず初めにWindowsマシンからU-Bootの更新を行い、それが終わってからUbuntuのインストールを行っているようです。

  1. Windowsマシンからコマンドプロンプトを立ち上げ、SheevaPlugInstallerを展開したディレクトリに降ります。
  2. runme.exeを実行します。オプション指定が必須で、Ubuntuを内蔵フラッシュにインストールする場合は「runme.exe nand」を、外部SDカードへインストールする場合は「runme.exe mmc」を実行します。
  3. コマンドプロンプトの画面で、「wrote file uboot-env.bin to NAND flash 0 up to offset 0x000c0000 in 31.625000s」「wrote file uboot.bin to NAND flash 0 up to offset 0x00074000 in 114.953003s」の二つのメッセージを確認したら、U-Bootの更新が完了です。この時点で、USBメモリからSheevaPlugへのUbuntuインストールが裏でガシガシ行われているはずです。
  4. Ctrl-Cを押して、U-Boot更新プログラムを抜けます。
  5. USBケーブルを一度抜いて差し直します。
  6. TeraTermなどのアプリを立ち上げると、コンソール画面にひたすらUbuntuインストールのログが流れていっているはずです。


ここまでくれば、もう後はやることはないです。ログイン画面が現れるのをのんびり待ちましょう。



Enjoy!