路上の聴衆
なんか最近のホッテントリが自分にはしっくりこない。
なんでこんな記事が上がってくるのかなーとか、いままでそういう引っかかり方することってあまりなかったのに、最近よく感じる。
それって自分の感性がだんだん老朽化してきてるせいなのかなーとか、もしくは昔から何度も言われてきたように『はてブの衆愚化』っていうやつなのかなーとか、ちょっと考えたりしてた。
アルゴリズムもずいぶん変わってきてるんだろうなとは思う。
昔と比べて、記事のアップダウンのペースが激しくなってきてるような気がする。
でも、つい最近ホッテントリに上がってきていた、このエントリーを見つけた時は、なんかほっとしたよ。
このブログの文体とか雰囲気とか、なんか記憶に残ってるなぁって思ったから、自分のブクマの奥底から探しまくって、これをひっぱりだしてきたよ。
もう5,6年も昔のことだけど、はてブのホッテントリを毎日見る習慣ができた頃に、このエントリー見つけた時はすごく驚いた。
なんというか胸にグッと迫り来るものがあって、いまだに覚えてるもん。これこそ『現代人の愛と悲しみ』ってやつ?
こういう文章が書ける人だったら、別にブログをRSSリーダに登録しておく必要なんかなくて、いずれ必ずまたホッテントリに上がってくるだろうから、別にチェックしておかなくていいやーみたいに当時は思っていて、それでこうして何年ぶりかでまた再開できて、やっぱはてブはやめられんなーって気持ちになってる。
本当にすごい人は、ずっと残り続けるんだろうな。
日々のアップダウンを超えたところに真実はあるね。
だから、また明日も聴こうかな、って思う。
聴き続けてもいーのかな、って思う。