COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

サイコブレイクをクリアしました

 

 

バイオハザードの流れを汲む新作ということで、ホラーゲーム好きの私としては、以前から楽しみにしていたのですが、予想していたのとちょっと違う出来に戸惑いながらも、気がつけばエンディングまでたどりついていました。

総プレイ時間が15時間超、死亡回数90回弱でした。

 

ゲームを通してよかったと感じる点は、グラフィックですね。

グラフィックエンジンにidのやつを使っているらしく、あの独特のザラついた感じの描写がこのゲームの雰囲気によくマッチしていて、とても気に入りました。

狭い場所でも、逆に視界が開けた場所でも、暗い場所でも明るい場所でも、どちらもとてもキレイに描写できているので、よいエンジンだなと思います。普段アンリアル系ばかり目にする機会が多いので、新鮮に映っているだけかもしれませんが…

他には、武器の弾薬が常に少なめなのにもかかわらず、きっちりと敵を倒しながら進めていける点がよいと思いました。このままだと絶対に弾薬が足りなくなって、ボス戦で詰んでしまうだろうと、なんどもヒヤヒヤしたものですが、結局そんなことには一度もならなかったのが素晴らしいと思います。このあたりのバランス調整は絶妙ですね。

 

逆にイマイチだなと感じたのは、ストーリー進行です。

ストーリーが前進しかける度に、いきなり場面がコロコロ変わって、その度になにがどうなったのかわからなくなってしまうのです。

それが繰り返されるうちに、「これってたぶん、誰かの頭の中に展開されている精神世界で戦っているのかな?」というふうに思えてきて、途中からは変にストーリを追いかけることは止めて、純粋なアクションゲームとして楽しむ方向に気持ちがシフトしていってしまいました。

他にもマズイなと思う点があって、それは、別のホラーゲームにインスパイアされているような箇所が多く、新鮮味に欠けるところですね。

「これはあきらかにDead spaceだろう」とか「これはoutlastだろう」とか、名作と呼ばれるゲームの名シーンを再現したような場面がちょくちょく出てきて、それはそれで思わずニヤリとしてしまうのですが、うーん残念ながらこれではパクリの域を脱出できていないような気がします。

 

などと、ちょっと辛口に批評してしまいましたが、全編通して遊んでみた感想としては、とても面白かったです。

最近は歳のせいなのか、ゲームをやり始めてもエンディングまでやり遂げることがなかなかできなくなってしまっているのですが、このゲームは途中で投げ出さずにスイスイと遊べてしまいました。