COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

デスノート

そういうタイトルのコミックがあるということは知っていたのですが、ジャンプかどこかの少年誌の連載だということで、きっとお子様向けの内容なのだろうとタカをくくって今まで敬遠していたのですが、映画の公開で話題になっているので読み始めてみました。
デスノートという、そこに名前を書かれた者は必ず死ぬという、ドラえもんのポケットからいつ出てきてもおかしくなさそうな不思議なノートをめぐるお話なのですが、主人公が超人的な力を手にしたばかりに不幸のどん底に堕ちて行くといった、この手の話にありきたりなところに落ち着くことなく、常にドキドキハラハラ感が連続していきます。
デスノートを使用する為には、様々な制約条件があったりするのですが、主人公がその一つ一つを上手く組み合わせることで、あらゆる困難な状況を打開していく、というか自分の敵を殺しまくっていきます。
このあたりのストーリー展開は、主人公と一緒になって難解なパズルを解いているような深い味わいがありますね。
まだ1巻を読み終えたところなのですが、この後12巻まであるそうなのでこれはちょっと楽しみです。こんな感じで、人がコロコロ死んでいくような内容の話を少年誌に載っけているからには、それなりに意味のある結末が待っているのでしょうが、そこの落とし所がどのあたりになるのかが期待大です。
ただ、単行本の方は今書店では全く手に入らない状態になっているようですね。これは誇張ではなく本当にそんな状態になっているらしいのですが、この面白さから判断するにそれもうなずけると思いました。