COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

最近の映画館について

先日、大阪難波のファーストキッチンで友人と話している時に、目の前のガラスの向こう側に映画館らしきものができているのを発見しました。こんなとこに映画館なんかあったっけ?とか話していたのですが、これのことだったようですね。
で、神戸三宮でもこんな映画館が来週から始まるようで、なんか映画館って最近流行ってんですかね。


んで、なんとなく思ったのが、ここ4〜5年で、映画館の上映形態ってずいぶん変わってしまったよなぁと。
昔は、全席座席指定ではなかったから、上映前は客同士で座席の奪い合いになっていたこともあったし。指定席券ってのもあることはあったのですが、通常料金より千円くらい高かったように覚えています。
座席も今みたいに前後左右の間隔が広く取られているわけではなく、シートも座り心地の悪い粗悪なものが使用されていたように思います。


今から20年ほど前の話になりますが、映画館に客が全く入らなくなってしまっていた時期というのがあって、わざわざ映画館まで足を運んで、高い料金を支払って、窮屈な思いをしてまで映画なんて観たくないというのが大部分の消費者の心を占有していたんでしょうね。ちょうどその頃から普及し始めたビデオデッキとレンタルビデオ店がその傾向に拍車をかけることになりました。


当時、そのような状況を悲観していた浜村淳さんが、「映画館に行くという行為自体が『ワクワクする』ようなものになると、変わっていくんじゃないですかね?」とか話していたのを覚えています。その時に挙げていた改善策が、現在の映画館の上映形態や設備に酷似しているような気がします。ここへきて、時代がようやく浜村さんに追いついてきたようですね。