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COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

夢を与えるプログラミング

ちょっと前にWEBで読んだ何かの記事に、ボクシングの亀田兄弟の車のことが紹介されていて、まぁそれはそれは超豪華仕様の特別車だったのですが、それに対する世間の反応が予想通りあまりよろしくないものでした。
ボクシングという競技につきまとう禁欲的なイメージにそぐわないとかいう意見があったりして、それはそれで頷けるのですが、まぁ、車とか、お金とか、そういうものは、若い人達に自分の仕事の価値を説明する際に、非常に有効なアイテムになりますから、彼らのやってることは特別ヘンなことではないんではないかなーと、私は思っていました。


私もIT業界に入って間もない頃、とある先輩エンジニアから、「この世界で仕事してたら、いつかはスペースシャトルの制御プログラムを組んだりできるかもよ?」みたいな話をされたことがあります。
今現在その人は、全く使い物にならないダメダメエンジニアの道を歩んでいるのですが、それでもその話を聞いた若い頃の自分は、いつかは自分もそんな夢のある仕事に携わることができたらスゴイなぁと単純に思っていました。
宇宙とか、そんな特別ものではなくても、何かこうスケールの大きなプロジェクトの中で、組織体制図の一番端っこの方でもよいから、自分の名前が載っかっていたらウレシイなぁなんて、思っていたことを憶えています。


で、ちょっと話がそれてしまうのですが、この間ぼんやりとテレビのドキュメンタリー番組を観ていたら、あれは確か米国のベンチャー企業を紹介する内容だったと思うのですが、そこにジョン・カーマックが出てきたのです。
ジョン・カーマックと言えば、米国ではゲームデザイナーとしてカリスマ的なポジションにいる人物なのですが、そんな彼が最近では宇宙船の制御プログラムを書いているらしくて、それを知った私はかなりの衝撃を受けてしまいました。番組中では彼のことを、著名なゲームデザイナーであるとは一言も紹介していなかったので、もしかすると彼の正体に気づいた人はほとんどいなかったんではないでしょうか・・まぁ、あんな内容のゲームを作ってしまう人だから、リアル世界でそういうプログラムを書くこともできちゃったりするんだね、スゲーね、とひたすら感心してしまったのです。こんな風に、自分の技術力をどんどん発展させていって、それをよりスケールの大きなものにぶつけていくだけのパワーを持った人が世の中にはいるんだなと思うと、非常に勇気付けられますね。


最近、若い人達に、IT業界で仕事することの価値を、どうやって伝えていけばよいのだろうかということをよく考えます。
ご存知の通り、この業界のイメージは世間一般の方からみて非常に悪く、少子化&就職状況が改善されつつある昨今では、若い人達が徐々にこちら側へ流れ込んでこなくなってしまうのではないかと懸念しています。若い人達が入ってこないということは、長期的なスパンで見れば、この業界の死活問題にかかわってくることでもあります。

これではいけないということで、個人でできることでも構わないから何か始めていこうということで、肩肘はらずに気軽に利用できるWEBサービスを作って世の中に提供していったりとか、そういったことをやろうとしています。
ITエンジニアをやっていれば、こんなにお客さんに喜んでもらえて、こんなにお金が稼げて、こんなにいい思いができるんだよ、っていうことを身をもって証明し、その姿を若い人達に示すことで、夢を与えていくことが自分にもできたら、とても嬉しいですね。