病気の人 健康な人
40歳の教科書NEXT──自分の人生を見つめなおす ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編
- 作者: モーニング編集部,朝日新聞社
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本さっきパラパラっと流し読みしたんですけど、「うつ病の人がネガティブな思考に陥ってしまうのはなぜなのか?」ということについて書いてある箇所があって、そこがとても興味深くて引き込まれてしまいました。
この本によると、うつ病の人は決してネガティブな思考に陥っているわけではなくて、本当は「現実を正しく受けとめている」状態にすぎないのだそうです。
そしてそれとは逆に、うつ病ではない健常者は、「現実をポジティブに受けとめすぎている」状態になっている、つまり脳をハックして現実が辛くならないようにうまく騙している状態なんだというふうに言われていました。
現実はデフォルトで辛いものなのですが、それをそのまま受け入れるのではなくて、うまく自分に都合のいいようにフィルターを通して解釈しているのが健常者で、うつ病にかかるとこのフィルターが取り外された状態になってしまい、直接真正面から現実を受けとめてしまい、それで参ってしまうのだということでした。
なるほどこれは腑に落ちるというか、なんかとても説得力のある説だなと、妙に納得してしまいました。
この、病気の人の方が実は正常な処理をしていて、健康な人がちょっとおかしなことになっているという考え方が、フーコーみたいで面白いなと感じました。
いまBASICがアツい
『プチコン3号 スマイル ベーシック』BASICへの愛から生まれた“奇跡のソフト” その由来を開発者に聞いてみた - ファミ通.com
ゲーム機用に開発環境をリリースするという流れが、子供時代にあった「ファミコンに対するファミリーベーシック」的な位置づけを連想させてくれます。
でもなんでいまさらBASICなのかな?と思っていたら、その理由について色々と書かれていました。
子供の頃にBASICをさわっていた世代の人たちが、今ではちょうどお父さんお母さんくらいの年齢になっていて、自分の子供に向けてBASICでゲーム作ってみたりとか、そういうことが起こっているそうです。
まぁいまの子供がDSの画面でアレを見ても正直なんのことかよくわからないとは思いますが、そこから少しでも興味を持ってプログラミングの世界に入っていくなんていうふうになれば、それこそステキやん!っていう話になりますね。
[Webサービス][WordPress]「タイケツ」というWebサービスをWordPressを使ってつくりました | Wood-Roots.blog
投稿型のWebサービスを個人で作られた方のブログエントリです。
おろっ?と思ったのはWordPressで作っているところですね。詳しくは知らないんですが、あれって本来はブログとか作るためのCMSですよね。
WordPressはフロントにフォームを用意してダッシュボードにログインしないで投稿する方法(つまりwp_insert_postの使い方)を覚えると、利用範囲が一気に広がります。
なんと、そんな無茶なことができることを知ってとても勉強になりました。
続・YouTubeの闇をみた
底辺youtuberの実態【タイトル変更】 - Togetterまとめ
このあいだシバターさんの動画を観て、「YouTubeの闇をみた」と思っていましたが、あんなものは闇でもなんでもありませんでした。むしろとても健康的にさえ感じられます。
このリンク先で取り上げられているYouTuberの方は、ものすごくまじめに取り組んでいるように感じられるんですが、方向性が誤っているというか…なんというかもう目をそむけたくなるくらいの痛々しさです。
なんでこんなことになるのかというと、たぶん誰も突っ込んでくれないからなんでしょうね。この動画のどこがどういうふうにつまらないから、こういうふうに改善していけばどうですか?とか、動画を観た人が誰も指摘してくれないんでしょうね。
一人でやってるのが問題なのかな。だれか身近な人に意見を聞いてみるとかしてみればいいのにと思います。
その点、バイリンガールの方は、動画を作成するごとに徐々にクオリティが上がっていくのがよくわかって、観ていてこちらも安心できますね。
めぞん一刻
めぞん一刻の管理人さんが今の若者から人気ない理由 : 暇人\(^o^)/速報 - ライブドアブログ
今の中高生くらいの人たちは「めぞん一刻」なんて読んだりしないだろうし、たとえ読んだとしても意味がよくわからないのではないかなと、寂しい気持ちになりました。ほんとに歳をとるというのはこういうことなんだなと思い知らされます。
あの漫画の中では、「別に付き合っているわけでもないのに、むちゃくちゃ嫉妬される」という奇妙な距離感が絶妙にうまく描けていて、そういのって中高生くらいの多感な時期に特権的に味わうことができるものなのに、それが今の人にはうまく伝わらない悲しさといいいますか…
思い出したら久しぶりにまた読みたくなってきました。
日刊ゲンダイ|ヒカキン、マックスむらい…YouTuberの台頭に芸能界が震撼
まぁ、そうは言ってもこのクラスのYouTuberともなるとさすがに芸能事務所みたいなところに所属して、ある程度仕事の方向性も決め打ちされてくるとは思うのですが、そうなってくるとテレビに出ている芸能人と何が違うのかという話になってくるような。
逆に、いまテレビに出ている芸能人がYouTubeで動画を配信するようになってきたらとか、そっちの方へ向かっていきそうな気がしますね。
奥歯がやばい
このあいだ、奥歯の歯茎の部分がひどく膿んでいたので、歯医者に診てもらったところ、どうも歯の根本のところがかなりひどい状態になっていると言われました。
それで、ここ二ヶ月ほどはお薬を入れたりして様子をみていたのですが、ひょっとしたら抜歯しないといけなくなるかもしれないとのこと。
抜いた後で、欠けた部分を入れ歯にするのかインプラントにするのか考えておくように言われています。
インプラントにする場合は、あれは定期的に歯医者に来てメンテナンスしないといけないので、もし年老いて寝たきり状態になった時に、ケアしきれなくなるのが問題になってくるそうで、結構長期的なスパンで考える必要があると言われました。
歯とはいえ、体の一部分を失うというのは、精神的にダメージが大きいですね。へこみます。
それに、今の時点から、「老いていく自分」に対する準備みたいなものを始めておかないといけないのかなと思い、それもまた非常にブルーです。
これが歯だからまだいいようなものの、これから先、だんだんと目が見えなくなってきたり、耳が遠くなってきたり、体のあちこちが思うように動作しなくなってきたりとか、ちょっとそういうのも想定していくと気が滅入ってきますね。
なんかそういう「老いていく自分」を受け入れるのって、まだ今の時点ではとても抵抗があるのですが、そうやって徐々にいろんなものを受け入れていく中で、最終的にはそこから「死」を受け入れる準備につながっていくのかなと思ったりもします。
若い頃は、ある日突然「死」がやってくるものだとばかり思っていたのですが、実際はそうではなくて、生きている間にゆっくりと時間をかけて、「死」を迎え入れる準備を進めていくものなのかもしれません。
そういう意味では、奥歯は私の死の象徴なのです。
そのスタートラインと言えるでしょう。