COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

「mixi八分」と「日の丸SNS」

最近まで、mixiのコミュニティ機能を活用して、学生時代の仲間と非公開コミュを立ち上げ、交流を図っていたのですが、突然このようなメールが運営事務局から私の元へ送られてきました。

○○ 様

いつもmixiをご利用いただきありがとうございます。
mixi運営事務局です。

この度、○○様が投稿された「XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX」
というトピックを拝見させていただきましたところ、他ユーザー様のメッセージを
公開の上、批判する内容を記載されておりました。

mixiでは、ユーザー様同士のトラブルとなるため、ユーザーを特定できる情報を記載し
批判を行うことは、お控えいただいております。また、このような行為は新たなトラブ
ルの原因ともなります。

つきましては、該当のトピックを事務局にて削除させていただきました。今後はこのよ
うな行為はお控えくださいますようお願い申し上げます。

mixi 禁止行為
http://mixi.jp/rules.pl#n2

尚、再度同様の書き込みやそのた違反行為が確認できた場合には、事前・事後の連絡
なしにアカウントを削除させていただきますので、予めご了承ください。

何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。


慌ててmixiにログインすると、以前に私が立ち上げたトピックは跡形もなく削除されていました。それを観て、これほど簡単にユーザーの著作物を削除することができるのかと、軽くショックを受けてしまいました。

昔、個人でWEBサイトを立ち上げていた頃にも、表現内容についてサーバーの管理者と意見が食い違ったことから、削除依頼を食らったことが何度かありましたが、それでも削除するかどうかの最終判断はユーザーである私に委ねられていました。やはりそのあたりは、超えてはならない最後の一線であったように思います。表現の自由ってやつですかね。


それにしてもよくわからないのは、削除対象となったトピック内で私が言及していた内容が、特定のユーザーに対する批判なのかどうかについて、一体どういった基準で判断しているのかということです。
該当のコミュに参加しているユーザーについては全員が10年来の友人であり、自分の財産だと思って大切にしている人達です。そんな中で、特定のユーザーを批判しているかどうかなど、顔も見たことのない運営者に理解できるのでしょうか?
私は、該当のトピックを立ち上げるにあたって、事前にかなり構想を練っていました。序盤では、特定ユーザーに対する批判的な内容の文章を掲載しておき、日を追うごとに批判のレベルを上げていき、最後でそれをひっくり返すということをやろうと思っていたのですが、そういった手法は映画や小説などの中ではよく使われるものです。そうやってトピックの進行を私の頭の中で組み立てて、ストーリー仕立てで進めている途中で、今回のようなことが起こってしまったのです。


今回のことで、非公開のコミュニティであっても運営側には逐一内容を監視されているのだということが発覚してしまったので、ちょっと薄気味悪さのようなものを感じています。今度同じことをやるとアカウント削除すると言われていますが、この部分にも相当ひっかかりを感じますね。


SNSとしては現在一人勝ち状態のmixiですが、将来的には日本国民全員を会員とすることを目指しているらしいですね。その発想の怖さについては、Google八分の怖さにも通じるものがあると思います。
情報が、特定企業によって操作される可能性があるのなら、言論の弾圧を行うことも当然可能になるのでしょう。mixi八分を回避する為に、国が中川翔子を使って日の丸SNSの宣伝をする日も近いかもしれませんよ。


私は、どちらも使いたくありませんが。