COBOL技術者の憂鬱

COBOLプログラマは不在にしています

Movitterが完成しました



Movitter

Movitter


制作費0円・製作時間10時間ほどを費やして、ようやく完成しました。
年明けから今まで、週末ごとにちまちまと進めてきましたが、当初から頭の中で描いていた通りの成果物が出来上がってきたのでとても満足しています。



ソースコードは例によってgithubにあります。



もともと私は、映画というメディアが大好きな人間なので、映画をネタにしたWebサービスを作ることができないものかと最近よく考えていました。そんな折、TechCrunchのこちらの記事を見て、これなら自分にも作れそうかな〜と思ったのが、今回のサービスを作り始めたきっかけになっています。



開発環境から本番環境まで全てGAEでまかなっている為、環境周りではそれほど悩むようなこともなく、すんなりと完成までこぎつけることができました。
GAEを使っていて特によいなーと思うことは、無料で利用できるということ以外にもたくさんあって、JavaPythonについてあまり詳しくなくてもチュートリアルの見よう見まねでなんとなくそれらしいものが出来上がってしまう点だったり、きちんとした設計をしなくても、その場のノリでえいやっと更新や参照ができてしまう冗長なデータベースの仕組みがある点だったりします。
アプリケーションを開発するにあたって、堅苦しいことは考えず、まずはとりあえず動く状態のものを作ってみて、細かい部分は後から徐々に調整していくという方法が取りやすいような環境になっているような気がしますね。
そういう意味でGAEは、プログラミング初心者の方が気軽に何かを作り始めるには、今現在でベストな環境であると言えるのではないでしょうか。



Movitterの内部的な処理の話をすると、Urlfetchで外部サイトからデータを拾ってきて、正規表現で抜き出し、それをデータストアに登録しているだけです。あまり大したことはやっていない為、非常にコンパクトなプログラムになっています。ソースコードを見ても、とりたてて説明が必要そうな箇所はないですね。
ただ、データのもたせ方だけには少し工夫が施してあって、データの更新日付を利用することで、2つの異なるプログラム間での連携がシンプルに保たれるようになっています。
このやり方は、今後同様のサイトを作る際にも利用できそうなので、今回の開発での一番の収穫になったと感じています。

外部的な処理については、GoogleChartAPIを使ってみたり、タイトルロゴには少し手を抜いてこちらを利用してみたり、角丸の生成にはこちらを使ったりしています。
特に今回は、GoogleChartAPIがすごくいいなと思いました。生成したデータをちょこっとだけビジュアル的にきれいに見せたいなーっていう時には、今後もものすごく重宝しそうな予感がしますね。



Twitter自体は、私は使い始めて3年ほどになるのですが、正直何が面白いのか今だによくわかっていなかったりします。
ですが、このような形でTwitter上のデータを利用したサイトを作ってみて、初めてその面白さに気づいたような気がします。
自分の知りたい情報が、なにもしなくても勝手に自分のところにどんどん集まってくるような感覚とでもいいましょうか。
今はもう誰も言わなくなってしまいましたが、これこそが「集合知」というやつなのではないでしょうか。



さて、連載プログラミングのMovitter編は今回で終了ですが、次週から早くも第二弾がスタートします。このペースでどんどん作っていきましょう。次回もまた映画ネタで攻めてみましょうかね…